A-B Baseについて

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「A-B Base」についてプレクター本(日本語版)に書いてあることは大体あっていますが、13年トライアングルが間違っていたから、イレギュラートップ/ダブルリトレースメントや「A-B Base」もすべて間違っていると言い切れるかは私には分かりません。
(13年トライアングルについてはハミルトン・ボルトン『エリオット波動』でもおかしい部分が指摘されています)

・13年トライアングルはおかしい

これはその通りだと思います。
理由としては、プレクターが言うようにイレギュラートップ/ダブルリトレースメントがあったというカウントが不自然ということと、フラットABCをそのままトライアングルABCにしていることです(『自然の法則』のトライアングルの項目で3波構成と自身が書いているので矛盾がある)。


・イレギュラートップ/ダブルリトレースメント

エクステンションしたのが第5波とはっきりしていて、この第5波が終わったこともはっきりしているときに、その後に高値/安値を更新したら、「なんやなんや?」って言わずに「これあれやな」って言えばいいと思います。

あるいはダブルリトレースメントを5波目エクステンションに限定している理由が、1,3波がエクステンションしたならダブルリトレースメントにならず2,3波/4,5波になるという考えからですが、エクステンションした波の次の修正波の形がイレギュラーなフラットになるかもしれないと気を付けるくらいでいいのかもしれません。


・「A-B Base」の記述

The “A-B Base”

The A-B base, shown in Figure 53, Chapter VI, is occasionally composed of double threes or even triple threes, as described in Chapter V. This is especially true when a rounding bottom is made, as discussed in the first paragraph under “Circles,” above.
(*1)(*2)

図53はA,Bが横ばいでCがかなり上昇する縦型のフラットの図なので「A-B Base」は

・一つのサイクルの前半ABがフラットの3 - 3になって(土台を作って?)
・フラットCとD(現代風の言い方だとY波?)で勢いよく動いてサイクルが完成する

という感じだと解釈しました。
すぐ次の章で13年トライアングルの後の上昇の解説に「A-B Base」を使っているので、プレクターの言うとおり、こじつけといえるところもあると思えます(*3)。

しかし、絶対に5波動構造にならないといけないとき以外は、ラウンドトップ/ボトムからのトレンド転換時の波形は(イレギュラーな)フラットが初動の複合型になるかもしれないということは覚えておいた方がいいパターンだと思います。

*16年9月22日の投稿を17年9月22日に編集しました。



*1
R.N.Elliott『Nature's Law』p112

*2
『自然の法則』での複合修正波については冒頭の関連投稿参照

*3
『エリオット波動入門』ではA-B Baseの記述の上に「Half Moon」についての記述がありますが、A-B BaseとHalf MoonについてはAmazon.comの『Elliott Wave Principle』(ペーパーバック版)のレビュー欄にプレクターに批判的な長文があります。
https://www.amazon.com/gp/customer-reviews/R8JNLVZG533E5/ref=cm_cr_getr_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=1616040491