複合修正波について

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複合型の修正波についてR.N.エリオット(縦型可)とプレクター(横型限定?)で違いがあるということを『Nature's Law』を読んで確認しました。

Complex Corrections

A Minor correction would be composed of three waves down, as in Figure 20 and 21.

図20, 21

A double sidewise correction would be composed of seven waves as in Figure 22. A triple sidewise movement would have eleven waves sidewise as in Figure 23.

図22, 23

In other words, a sidewise correction to an up trend always ends in down wave, whether it is composed of one, three, seven or eleven. They are named as follows: three waves is a “single three”, seven waves is a “double three” and eleven waves is a “triple three”.

The same number of waves upward are corrective, as in Figure 24, 25 and 26.

図24, 25, 26

Occasionally these threes are mixed in upward and sidewise, or downward and sidewise, as in Figure 27 and 28(double threes mixed), and 29 and 30(double threes upward).

図27(Upward), 28(Downward)
図29(Upward), 30(Mixed)
(*1)

図20 : 3波動の下落の図(ジグザグ風でabcのラベリング)
図21 : 3波動の下落の図(フラット風でabcのラベリング)
図22 : 7波動の横ばいの図(1 - 7のラベリング)
図23 : 11波動の横ばいの図(1 - 11のラベリング)
図24 : 3波動の上昇の図(1 - 3のラベリング)
図25 : 7波動の上昇の図(1 - 7。波の重複があるかないか判別できない)
図26 : 11波動の上昇の図(1 - 11。波の重複があるかないか判別できない)
図27 : 3波動(1 - 3)の上昇の後に7波動(1 - 7)の横ばいが続く図
図28 : 3波動(1 - 3)の下落の後に7波動(1 - 7)の横ばいが続く図
図29 : 3波動(1 - 3)の上昇の後に1波動の下落(Xとラベリング)、3波動(1 - 3)の上昇の図
図30 : 3波動(1 - 3)の上昇の後に7波動(1 - 7)の横ばいが起こり、その後に3波動(1 - 3)の上昇の図


以上が『Nature's Law』での記述です。

・横ばいの7,11波動の修正波の名前がダブルスリー/トリプルスリー
・概念は示されている縦型の7,11波動の修正波の名前もダブルスリー/トリプルスリーかということは表現の解釈の問題?

こういう感じでしょうか。

次の項目がトライアングルで

“Triangles are composed of five waves, or better said, five legs.”(*2)

と説明を始めていて、形よりも波の数を重要視しているように思えます(形を問わず3,7,11波動であれば修正波としたかったが、トライアングルだけが例外になってしまうので、それをlegsとして回避したかった?)。

トライアングルの項目の中には複合修正波とトライアングルの関係の記述はありませんでした(leg,legsは何度か使われています)。

特に最初のジグザグが通常の目標値に達しないときは、ジグザグが連続して2回、多いときには3回ほど出現することもある。このようなときは、各ジグザグの間に「3つの波」をはさみ、「ダブルジグザグ」または「トリプルジグザグ」と呼ばれるものを形成する。こうしたフォーメーションは衝撃波の延長に似ているが、それほど頻繁には出現しない。
(*3)

「ダブルフラット」と呼ばれるパターンもよく見られる。しかし、エリオットはそうしたフォーメーションを「ダブルスリー」と分類している。
(*3)

エリオットは横ばいの複合型パターンのうち、2つから成る修正パターンを「ダブルスリー」、3つから成る修正パターンを「トリプルスリー」と呼んでいる。
(*3)

一般に前の波の値幅を十分にリトレイスするには、最初の形がダブル(二重)やトリプル(三重)と繰り返して現れる必要がある。しかし、複合型ではよく最初の単純なパターンが前の波の値幅を十分に修正する。ダブルやトリプルのパターンとなるのは、価格目標が十分に達成されたあとでも、主に修正プロセスの期間が延長していることによるようだ。
(*3)

以上がパンローリングのwebサイトにあるプレクターの解説の一部。

Steven W. Poserの『Applying Elliott Wave Theory Profitably』のダブルスリー/トリプルスリーの項目では縦型/横型に関する言及はありませんが、以下のような例で説明がしてあります。(*4)

最初に55日間の上昇で3波目がエクステンションした「第1波」が終わった後、小さな3波動の下落が8日間で終わった図を示し、値幅と時間の少なさから調整がすべて終わったと思わずに、フラットか複合修正波の最初の波動と思った方がいいと解説。
次の図で、イレギュラートップB波、C波を示し、この拡大型フラットがダブルスリーの最初の波動だった図と続く。
最終的にY波のABCが42日後(8 + 21 + 13)に終わり、大体5波目の始点までリトレース。


まとめると、

・ある3波が通常の目標値や期間に到達しないときは、Wave Xをはさんで「ダブルスリー」または「トリプルスリー」を形成することがあり、縦横の形を限定しない

・用語としては、5波動構造での延長にExtend,Elongateを使用するのに対して、3波構成で使用するものはEnlarge/拡大がよいのではないか(*5)

と考えています。

*16年8月27日の投稿を17年9月22日に編集しました。



(*1)
R.N.Elliott『Nature's Law』p36

(*2)
R.N.Elliott『Nature's Law』p37

(*3)
http://www.panrolling.com/books/wb/elliott/elliott2.html

(*4)
Steven W. Poser『Applying Elliott Wave Theory Profitably』p32 - 36

(*5)
R.N.Elliott『Nature's Law』p45
"A Zigzag does not elongate, but it may enlarge or double"